進んで勉強するようにするコツ

1、子供の性格を見極める

家庭教師を初めてつける場合勉強に関して色々聞かれます。 得意・不得意科目、部活動や趣味、先生の理想像などそれは勉強する本人、親御さん、先生やセンターと足並みを揃える為に必要な作業です。 しかし1対1の勉強というのはメンタル面もとても大切な部分です。

積極的な子に対して消極的な先生では勉強ははかどりません。 逆に元気過ぎる先生を敬遠する子もいます。 性格は様々。それぞれに合う先生と出会うことはこれからの成績を大きく左右します。

"こーいう性格に育って欲しい"という理想はここではうかがいません。 今どうなのか、そしてどこを目指すのか。 それに的を絞り、私達は選考を進めます。 選考の場合、親御さんの意見と営業に伺ったスタッフが感じた性格とで方向性を決めます。

その場合、ハッキリ言ってください。そうでなければ今後に響きます。 そして、お子さんにも同じようにいい先生と出会うために素直に話そうね と事前に約束をしておいてください。 でも、子供が感じている自身の性格と親御さんから見た客観的性格ではまた違います。ここが重要!

そしてそれらを頭の中で整理しておくと私達も理解しやすいです。 たまにいらっしゃるんですが、『明るい子です。どんな方でも大丈夫ですよ。』と、範囲の広い答えを出すご家庭は危険です。 クレーマーに発展する率が高くて…

親御さんの中では、家庭教師ってこんな感じという思い描くものが当たり前だと思っているんですが、そう簡単じゃありません。 なんせ、対人間ですからね。 いざ始めてみるとあーじゃない、こーじゃないが始まるんです。親御さん自身がこれでいいと言っておきながら、理想とは違ったんですね。

そこからは凄まじい条件の数。そうなると逆にがんじがらめに。 そうならないように、最初から理想やお子さんの性格はまとめておいてください。 そうすれば問題は起こりにくくなります。

2、レベルを合わせる

勉強のできる、できないもそうですが何を目指すか、どの位の偏差値の学校に進みたいかによりけりレベルがあります。 これはとても重要なポイントで、親御さんには『レベル』を現実を見てお話して頂く必要があります。 誰でもうちの子はデキる子だと言いたいのは理解できますが、その見栄故にお子さんが苦しむ姿を何度も見てきました。

とても教育熱心なお母様で、うちの子はデキるの一点張り。デキる素質はありますが、現実問題成績に反映できていないというご家庭がありました。 私達はできる子なら自分で学んでもらうのが理想。 どうやっていいかわからない子供達の力、支えになることが仕事でしたから、できないことに対して非難することは一切ありません。

やり方がわからないだけなので、素直に頑張ってくれれば飛躍の率が上がるとむしろ燃えてしまうくらいです(笑) 親御さんが見栄を張ってしまったがために、有名エスカレーター私立卒国立大在学の先生を指名なさいました。 ここが問題です。

私立卒の言わば頭のいい家庭教師というのは、できない子供の気持ちやわからないという概念さえ持ち合わせていない場合が多くあります。 そこで、この差ですから先生と生徒さんは完全にチグハグで歯車が合わずにただただ時間を消化するだけ。

先生は教え方がわからず、お子さんは成績があがらず。二人とも戸惑ってしまいました。 家庭教師の先生も我慢ができず辞退しました。 親御さんの理想はわかりますし、できないことを認めたくないのも私達はよく理解しています。

親御さんに"絶対!"と言われると、私達は歯向かうことはできません。 間違っていると分かっていても、訂正できない立場に置かれます。 これを私は『親のエゴ』と呼んでいました。 子供を想う気持ちよりも、家系をよく見せたいという親のわがままでしかないんです。 見栄を捨て素直に話して一緒に成長しましょう。 それが家庭教師の存在意義であり、腕の見せ所なんです。

3、有名大学の先生だからといって…

私の以前勤めていた家庭教師センターで問題になったことがあります。 某有名国立大学医学部から3年次編入で更に偏差値の高い国立医学部へ移動してきた切れ者家庭教師がいました。 語学も優れ、医大生の中でも有名な彼はどのご家庭に伺っても恥じない学歴。

時間の許す限り、公立大学を目指す子供達の元へ教えに行ってもらいました。 しかしある日。 生徒さんの一人から私に直接電話がありました。 「先生が授業中携帯ばっかして勉強が進まない」との相談でした。がく然としました。

普通のアルバイトでもタブーなことを1対1の授業中にしてしまったのです。 厳重注意。 それでも改善は見られず解雇。 受験を控える大切な時期にとんでもない。 申し訳ない気持ちでいっぱいで、全ご家庭を回り謝罪しました。

あんなに学歴のいい先生が…と、思いましたが彼らもまだ子供なんですよね。 社会の秩序を学んでいない大学生も多いものです。 常識を常識と理解できていませんでした。 書類では見えない部分。 それも大切なんだと痛感しました。

逆にあまり偏差値のイイとは言えない大学に通うひとりの男の子がいました。 偏差値が良くないのでずっと応募を断っていました。 どうしても先生を目指していて教えてみたいというので、中学生のご家庭に行ってもらいました。 ただ一度、一度でクレームがきたら終わりと心を決めてご家庭にお電話すると意外な返答。

「今までの先生の中で一番熱心。復習用のノートまで作ってくれた。」 と親御さんは大喜び。その噂を聞きつけ、ご近所のお子さん達が集まり勉強しました。 そのカテキョの先生は母子家庭で、働くことの大切さを知っていたのです。 カテキョといえど仕事。 まじめに取り組んでくれました。 今では小学校の先生になっています。 学歴だけでは見えない部分。 とても大切な部分です。

4、デキる!楽しさを体で感じる

中学校に上がるとすぐ、ゆっくり家庭教師学習を始めたいというご家庭はかなり多いです。 子供達の気合いも十分で、あまり難しいことを習わないこの時期はとても余裕のある勉強ができます。 1年で一番スムーズに始められるのが春だと言われています。 この時期に最初に学びたいこと。

それは『分かることは楽しい』ということです。 春は予習も多いに効果があります。 ある程度の学年にくると、予習より復習に主をおきます。 学校で先生の授業を聞き分からなかった部分を再度学びます。 その方が効率がいいからです。

でもつまずいてから始める子達にとって復習でもそうスムーズにいかないのが勉強の一番難しい部分だと私は感じています。 すでに『勉強は楽しくない』と体が覚えてしまっているんです。 勉強が楽しくなくて嫌々しているとどうやって逃げようと考え始めてしまうようです。

春から予習の習慣が付き、学校でも点数がいいと先生や友達から一目置かれ自分はできる子なんだと自信を持てている子とはここが違います。 自信の差だと私は思います。 つまり自信を持たせてあげる教育方法は英才教育へと繋がり始めるのです。

一度自信をつけできると認識している子は少しつまづいても起き上がります。 でも自信がない子は輝けない分野でなく自分の得意なことをしようと勉強からは逃げ腰になっていきます。 ここで親がどうこう言っても、この子は分からなくて、勉強のできる子たちから置いてきぼりにされている感覚を拭えません。

辛いとおもいます。 親が勉強を強いるのではなくお子さん自身に勉強は楽しいものだと教えてあげることこそ親の努めではないでしょうか。 まだ間に合います。 『あなたはできる子。一緒にがんばろう』と誉めてあげてください。 春は間近。今こそチャンスです。 楽しく学ばせてあげてください。

5、『この子は〜だから』は禁句

お悩みを抱えるご家庭に訪問し、お話を伺ったことがあります。 色々案じて悩んでいらっしゃる親御さんは多いものです。 当たり前です、一概に答えが出ない問題ですからね。 その訪問時に気になるフレーズがこれ。 『うちの子は昔から数学苦手だから。』 『うちの子は引っ込み思案だから。』 『うちの子は元々勉強嫌いだから。』

親御さんがお子さんを一番理解しているのは重々わかっています。 でもお子さんも立派な1人の人間になりつつあり、自分なりに努力をしているところなんです。 大人が勝手に決めつけてはいけない部分もあるということです。 実際このフレーズを口にし、親御さんばかりお話になるご家庭がありました。 お子さんは何も発言できなくなり、無言に。 お子さんと二人で話をしてみました。

すると 『数学は確かに点が取れない。でもスキなの。』 『勉強が嫌いなんじゃなくて、点数取れないことがイヤ』 と、堂々と話してくれました。 シャイな子ではなかったのです。 ただ親御さんが言うことに反論しないとても素直な子だったんです。

そこから勉強の方式自体変更しました。 今、その子は国立大学の法学部に通っています。 お分かりでしょうか。 お子さんの自我を伸ばすのが親の務め。 そこをこちらの思い込みでつぶしてしまってはいけないんです。 自尊心を大切に、成長するのを手助けする。 それだけでいいんです。それだけでお子さん自身は自立しようと努力を始めます。

心配で口出ししたくなるのはわかりますが、口出ししたところで受験を乗り越えるのはお子さん本人以外他の誰でもありません。 『自尊心を伸ばす』 これは全ご家庭におけるキーワードです。 実際、あまり口出しせずに温かく見守れているご家庭の子は成績優秀な生徒さんが多いです。


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